松宮 新さん

 関西で生まれ育った私が阿蘇に来てボランティア参加までの歩みを書いてみたいと思います。

 20歳の時、大阪万博が開催された昭和45年5月の連休にサイクリングで阿蘇を訪れ、美しい緑の草原の中に放牧された、あか牛のなんとも言えぬのどかな風景、そして雄大なカルデラの景色を見て大感動。その時は草原が人々の手によって維持されているとは全く知らなかった。

 それから35年後に突然激しい腹痛に襲われ、これがきっかけで妻の後押しもあり南阿蘇村に移住を決意。すると不思議と体調も回復した。これもひょっとしたら「阿蘇の神様」が招待して下さったのかも知れない様な気がする。縁があって自然豊かなこの素晴しい阿蘇で生活が出来る事に日々感謝し、何か地域貢献が出来ないかと思っていた時、初心者研修会の案内を知り平成17年に参加し、現在に至っています。

 阿蘇に対する思いの強い方々と一緒にボランティア活動が出来る事は誇りであると同時に幸せです。これからも好きな自転車に乗り身体を鍛え、体力、気力の限界まで楽しみながら頑張って行こうと思っています。 

 リーダーとしてまだまだ至らぬ点はあると思いますが、これからも宜しくお願い致します。熊本、阿蘇大好き!

(草原だより 46号より)