調 一成さん
昨年は阿蘇くじゅう地域が国立公園に制定されて80周年の記念の年でした。その前年には阿蘇が世界農業遺産に認定されており、このところ内外に注目を浴び続けていて本当に嬉しい事です。私は若い頃からこの地域でキャンプ、山歩き、ドライブに温泉浴と四季折々に楽しませて貰ってきました。
私は医療機械のメーカーに勤務し、主に機器の計測を行う外勤職です。
2006年頃、「毎日が日曜日の定年後の暮らしをどの様に過ごすか?」と考えていたところ阿蘇青少年交流の家のホームページで阿蘇草原再生の企画事業を知り、早速申し込み、秋・春の研修参加、そして阿蘇グリーンストックへの入会と自然な流れで繋がっていき私にとってボランティア元年がスタートしました。
ボランティア活動は私にとってストレスに満ちた日々の生活に処方された薬です。年々衰えていく体力や体調の変化を自覚しながらも取り組んでこられたのはこの良薬のせいです。また活動参加に対して家族の理解と協力有ってのことですね。感謝しなければなりません。
今しばらくは勤めの都合で平日の参加は困難ですが、体が動く限りは会員として支援するつもりでいます。やがて今年度の野焼きシーズンに入ります。グリーンストックが20年培ってきた経験や技術を活かし安全第一で長く継続できる草原再生支援活動に寄与したいものです。野焼き支援ボランティアの会会員、関係者の皆さん どうぞ宜しくお願いします。
(草原だより 63号より)