近藤 信雄さん

 野焼き支援ボランティアを始めて10年、茅刈り作業への参加は3年になります。退職2年目、テレビで野焼き支援ボランティアが紹介されていました。元々農家育ちのため外での活動は苦にならず、併せて阿蘇は好きで、孫たちと何回も行っていましたので興味を持ちました。

 参加してみると県外からも多くの方が参加しておられ、他の方々の色々な思いを知りました。活動中の醍醐味は、火が燃え広がる様子、時に風が炎を巻き上げバリバリと発する音、輪地切りを終えスッキリと際立つ防火帯を振り返った時の達成感、何より日常からの解放感です。それらが、ボランティア活動を続ける原動力になっています。

 とはいえ「ヒヤリ・ハット」は何回もあります。情報を共有しながら、「段取り7割」「正常性バイアス」何より安全を肝に銘じています。

 これからも自然の恵みに感謝し、人との触れ合いや緊張感、非日常を楽しみながら活動を続けていきたいと思います。

(草原だより 88号より)