野ボラの広場掲示板

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縁とは 不思議な糸で結ばれて    菊陽のみや  2025年3月16日(日) 20:49
 3月15日(土)竹田市荻町のトマト農家さんを訪ねた帰路、横浜市から野焼きに参加のT崎さんが17日(月)に帰途につかれるので、ゆたっと村を16時頃に訪ねた。薪ストーブで暖を取られていたのは7日(金)に泊まった時と同じS元、T栗、M田、T崎の顔があり談笑していたところ、女性二人が「長湯温泉に行ってきた。」と仲間に加われた。そして、「名古屋から来られた。」と紹介してもらった。私が、「遠いところからですが参加の動機は?」と聞くと、「父が野焼きボランティアでした。」と答えられた。私が、「名古屋からの方で骨折して帰られた方がいた。」と言うと、女性から「父です」。
「エッ!!ビックリ!!」
 聞くと2024.10月に亡くなられ(80歳)遺品の中にボランティア手帳があったので父の足跡を辿ろうと姉妹で今季の初心者研修を受けられ、16日(日)的石牧野が初めての活動になると話していただく。

 2013年11月24日の夜峰山野焼きでは私の3班は、TV中継所から西に標高差250m程を焼き下り、林道に辿り着き昼食となった。横に座られた方は、名古屋から参加と言われ、ボランティア活動を卒業するために1週間前から九州に入り、鹿児島から熊本に来たと言われた。
 午後の作業は林道から50m程焼き下り、馬頭観音のある尾根まで登り返し4班(岩本班)と合流。すると名古屋の方(K原さん)が四つん這いで登って来られ、膝は泥だらけだったので、「どうしました?」と聞くと「捻挫したようだ。」と座り込まれた。私が靴を脱いでもらい足を動かしても痛がられなかったので、付き添い一人を付けて「ゆっくり降りてきてください。」と伝え、4班の後を追った。暫く東に移動したところに付き添いの方が来られ、「歩けない」言われています。
 このためこの日の全体リーダーのY内専務(当時)とI本リーダーに3班(7名?)は作業から離れ救護に回ることを無線報告し、K原さんの所に引き返した。
 私とRリーダーの上着2枚の袖を内側に通し、火消し棒2本一組を両側に通して担架を作ったが、体が頑丈な方だっだので火消し棒が折れるのではないかと不安だった。
 馬頭観音を降りたところからは暫くは急斜面で道は無く、山側の2人は腰を屈め、谷側3人は担架を水平に保つのに苦労した。谷側の人がこけないように祈る気持ちだった。山頂のY内専務が見える場所があり無線で「救急車は入って来れないので地元の軽トラックがその先に待っている。」と連絡があった。 
 地元の軽トラックに辿り着いた時は一同が安堵した。この後、M崎が付き添って国道325号で待つ救急車に引き継いだ。
 後日、財団から骨折だったこと、車を運転して名古屋に帰られたことを聞いた。

 私がT崎さんにゆたっと村に遭いに行った事、16時頃だった事、薪ストーブを囲み話し込んだ事、名古屋の姉妹が16時頃帰って来られたという偶然があって、信じられないような縁がつながったことにビックリした。

県が動きました    自然派Kato  2025年2月27日(木) 17:31
本日の熊本日日新聞第一面に、熊本県は阿蘇の地下水涵養のために基金を設けた、との記事が掲載されました。
この基金の財源は主として、阿蘇を源流とする河川の流域に立地する企業からの寄付金との事。
基金の使い道には草原再生協議会が関わるようですが、輪地切りや野焼きなどの活動への支援が想定されているとの事。
昨年12月にこの掲示板で、木村知事の草原保全推進表明を紹介しましたが、公約を実現してくださいましたね。
どれくらいの支援金が集まるか楽しみです。
https://kumanichi.com/articles/1699700?utm_source=kumanichi&utm_medium=mail&utm_campaign=newsletter&bdmlc=MTU1Nl8xNjQ5N18xNDIyNTIzXzE&bdl=3

木村知事が阿蘇の草原の保全に力を入れると発言    自然派Kato  2024年12月5日(木) 23:30
本日開かれた県議会で、自民党の岩本浩治議員の質問(阿蘇の水源涵養の重要性について)に対する木村知事の回答が私たちに明るいものでした。(県のホームページで県議会の様子が公開されています。木村知事の答弁は後ろから40分くらいから)
https://kumamoto-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1393

すなわち、知事の答弁は「熊本地方の地下水保全のために、関係市町村と協力して阿蘇の草原保全に力を入れていく」というものです。
具体的にどのような政策を行うのか、しっかりチェックしましょう。

日本自然保護大賞受賞    自然派Kato  2024年11月28日(木) 17:35
今日の熊本日日新聞に、阿蘇グリーンストックが日本自然保護大賞を受賞したとの記事が掲載されていました。
良かったですね。っq

https://kumanichi.com/articles/1618988?check_logged_in=1

以下、記事より抜粋

同大賞は、公益財団法人日本自然保護協会が2014年に始め、地域性、継続性、先進性、協働性の観点から、大賞3部門などを選んでいる。保護実践部門は、市民、企業、行政などが立場と特性を生かし、自然保護の実績を上げた活動や研究に贈られる。
グリーンストックは、阿蘇地域の草原をはじめとする自然を国民共有の財産と位置付け、農村、都市、企業、行政と連携して保全活動を展開。草原維持の担い手が不足する牧野に、毎年延べ2千人以上の野焼き支援ボランティアを派遣する事業を25年続けている。

 表彰式では、選考委員の一人でシンガー・ソングライターのイルカさん(73)が「根気強い活動への情熱と多くの方の尽力もあり、雄大な阿蘇が守られてきたことを学んだ」と評した。グリーンストックの佐藤義興理事長(阿蘇市長)らが賞状と盾を受け取った。

阿蘇学会にて    自然派Kato  2024年10月19日(土) 21:16
本日、東海大学臨空キャンパスで阿蘇学会シンポジウムがありました。世界文化遺産がテーマでして、阿蘇の世界文化遺産登録を担当されている県の企画振興部長をはじめ、阿蘇の文化に造詣の深い研究者の方々が講演されました。

阿蘇の文化は本当に多彩で、この学会ではいろいろ紹介してくれるのでとても勉強になります。
しかし阿蘇の地元の方々は、草原を始め様々な阿蘇特有の文化にあまり興味を持っていないですね。
世界にこの特有の自然と文化を知ってもらい、その保全を推進していくためには、地元の理解と関心が必須です。
阿蘇の世界文化遺産登録はその絶好の機会です。

登壇者の方々は「阿蘇の1000年の草原」というフレーズを口々にされていました。
私はフロアから、以下のことを訴えました。
・野焼き支援ボランティアは1000人くらいいるが地元の方はほとんどいない。
・世界文化遺産登録は地元の意識を向上させ得る→地元からの野焼きボランティア参加につながる?
・阿蘇の草原は1000年の歴史と認識されているようだが、最近地質学的調査から野焼きは13000年以上前から行われていた可能性がある。
・阿蘇には縄文文化の遺跡があるので、これと野焼きの歴史を繋ぐことで、世界に例のない縄文時代からの野焼きの文化を世界にアピールできるのではないか。
・阿蘇学会で今まで紹介してきた様々な時代から続く阿蘇特有の文化情報を、世界文化遺産登録のための材料として使い、なんとか登録を実現して欲しい。

ちょっと熱く語ってしまいました。

11月11日15時から、阿蘇世界文化遺産登録のために、東京で木村知事や姜尚中氏らが出演するシンポジウムがあります。
これはオンライン同時配信もあります。お時間がある方は登録して覗いてみてください。
https://form.qooker.jp/Q/auto/ja/aso/2024/

最後に、
いつも固い話を投稿していますが、本来この版はボランティアの活動の様子などを投稿するためのものです。
それぞれの牧野での活動がどうだったのか、皆さん興味があると思います。
そんな様子を気軽にアップしていただければ幸いです。

もう一つ、この掲示板の存在を全てのボランティアの方々が知ってらっしゃるのでしょうかね。
できるだけ多くの方の交流の場の一つとなって欲しいものです。
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